2025年3月30日に、鳥取県立美術館が開館しました。開館前日のオープニングイベントでは、「とりび大使(T T)」のチョコレートプラネットさんや片寄涼太さんのトークショーもあり、盛り上がっていましたね。
先月、開館記念展の「ART OF THE REAL
時代を超える美術」を鑑賞しました。話題のアンディ・ウォーホルのブリロ・ボックスをはじめ、ピカソやロダンの作品、オノ・ヨーコさんモデルの映像作品など、見応えのある作品が多々展示されていました。俳優の、のんさんの音声ガイドを自身のスマートフォンで聞く事ができ、作品の理解を深めながら、〝何がリアルか”をめぐる、美術家たちの挑戦の軌跡を鑑賞できました。
私が鳥取県立美術館へ初めて足を踏み入れたのは、2023年6月の建設現場見学会に参加した時に遡ります。
建設スタッフの方から建設計画から完成までの工程、コンセプト等の説明を受け建設現場見学へ。
貯蔵倉庫、美術作品の搬入経路及び搬入用の大型エレベーター、展示室等を説明を受けながら見学。
倉庫は、美術作品を最適な環境で保存するために、外環境を考慮した配置、外壁の素材や厚さが計算された設計で、部屋も細かく分けられていると説明を受けました。
展示室は清浄な空気環境設備、展示と保存を両立させる照明計画が必要となり、緻密に計算され設計されているそうです。空調設備や電気配線がむき出しの状態で説明していただき、構造が理解でき貴重な体験となりました。地元に建設された醍醐味ですね。
芸術に触れると心が豊かになると言われています。本物の作品に触れることの出来る美術館へ、ぜひ足を運んでみてください。
(椋田)